出展者の見どころ:
出展者特集記事
【ボールウェーブ】
直径3.3mmの超小型ボールSAWセンサ
-独自センサを使った極微量水分計と超小型ガスクロマトグラフ-
ボールウェーブ株式会社(以下BW社)は、2015年に設立された東北大学発のベンチャー企業で、「世界に新たなリソリューションを」を目標に、小型・高速・高感度な革新的ケミカルセンシングを実現した。BW社の基盤技術となるボールSAW (Surface Acoustic Wave、弾性表面波) センサは、研究開発部長を務める山中一司氏(東北大学名誉教授)が、1999年、球体表面上の非破壊計測の探索研究中に発見した「球体上で特定波長の表面波が広がることなく(コリメート状態で)伝わる特異な性質」を利用して開発された。このボールSAWセンサは剛体球に微小な水晶球を用い、その表面に計測対象に応じて異なる感応膜を形成することで、微量水分や水素、揮発性有機混合ガスなど多様なガス・気体の計測が可能な超小型なセンサである。
小間番号 : 4L-03-04
【TOPPANグループ】
「印刷テクノロジー」を異分野に展開 : 最先端2nm EUVフォトマスクを開発・微細構造体を一括成型可能なナノインプリントモールドを提供
TOPPANグループは、TOPPANホールディングス株式会社を持株会社とし、「印刷テクノロジー」を基盤とする様々な事業会社で構成され、本nano tech 2025では、4つのカテゴリー「健康・ライフサイエンス」 「都市空間・モビリティ」「エネルギー・食料資源」「エレクトロニクス・微細加工」の先端技術を紹介する。微細加工における目玉展示には、最先端2nm EUVフォトマスク、微細な構造体の一括成型を可能とするナノインプリントモールドがある。これらは、グループ内のテクセンドフォトマスク株式会社(以下、テクセンドフォトマスク)の製品である。
小間番号 : 4B-10
【扶桑化学工業】
超高純度コロイダルシリカ(Quartron®)の製造技術をベースに機能展開したシリカ製品群
~各種用途展開を目指して~
扶桑化学工業株式会社は1957年に創業され、有機化学合成事業からスタートした。現在はリンゴ酸やクエン酸等の有機酸を食品添加剤や洗浄剤用途等に展開するライフサイエンス事業と、超高純度コロイダルシリカを、主として半導体研磨用途に展開する電子材料事業を大きな柱としている。
小間番号 : 4K-23
【ビューラー】
ナノ~ミクロン単位の粉砕分散機械の世界的リーディングカンパニーからの提案 ~ビーズミル、ロールミルの進化とリチウムイオン電池電極スラリーの完全連続生産等~
ビューラー株式会社は、本社をスイスに置くビューラーグループの日本法人である。本社の創業は1860年で、穀物の製粉に使用するロールミルに初めて鋳造ロールを採用。製粉向け鋳鉄ロールミルを開発・製造販売し、現在では穀物・食品飼料など食品材料加工分野、さらには工業製品分野等に事業を拡大している。なかでも、湿式の粉砕分散技術は塗料、インキにも転用され、パッケージインキ向け分散機は世界市場で35%のシェアを獲得している。
小間番号 : 4L-17
【QunaSys】
LLM (Large Language Model) を活用して材料開発の効率化をサポート ~量子コンピュータのスタートアップが顧客と共同してDX推進~
QunaSysは2018年に設立されたスタートアップ企業で、社名はQuantum Native Systemsを合成して命名された。現在従業員は55名(博士号取得者は24名)。素材・化学・製薬など様々な分野での量子コンピュータの実応用を目指し、量子アルゴリズムやソフトウェアの開発、材料開発におけるデジタル活用を支援している。量子アルゴリズムの研究開発では、大阪大学・富士通・三菱ケミカルなどと共同研究し、誤り耐性量子コンピュータ時代の到来を見据えた量子化学計算のための量子アルゴリズムを開発してきた。一方で、その専門性の高さから、計算科学を自在に扱える専門家は少なく、材料開発現場への導入は困難である。そこでChemical Research Solution 事業部では、LLM (Large Language Model、大規模言語モデル)を用いた計算科学導入推進サービスの提供を予定している。本出展紹介記事では、LLMによる数理モデル構築サービスと、LLMを活用できる人材育成の場であるLLM研究会について紹介する。
小間番号 : 5P-03
【日揮触媒化成】
独自技術とお客様との対話で、ナノ無機化学材料のオンリーワン製品を作り出す
日揮触媒化成株式会社は、プラントエンジニアリング建設をグループの主要事業とする日揮ホールディングス株式会社のグループ会社の一つである。独自の超微粒子技術を核として、石油精製、ケミカル・環境保全、ファインの3事業分野を有し、触媒やファインケミカル製品を提供する、無機機能性材料モノづくりのメーカーである。
小間番号 : 4R-19