シーズ&ニーズセミナー 2016年 1月28日(木)14:30-14:55 C会場

紀和 利彦

大学院自然科学研究科 生命医用工学専攻  准教授

テラヘルツ波ケミカル顕微鏡による電極反応分布計測システム

我々のグループが開発したテラヘルツ波ケミカル顕微鏡は,様々な化学反応によって起こるケミカルポテンシャルあるいは,電気ポテンシャルの変化を数ミクロンの空間分解能で,その場観察することができるシステムである。例えば,電池電極,還元触媒等の反応を非接触・リアルタイムで観察できる。触媒の反応をその場観察するためには,従来,蛍光材料を添加し観察する方法があるが,蛍光材料のない反応系には適用できない。また,蛍光材料により反応が変化する可能性がある。ケミカルポテンシャルを直接観測する方法としては,ケルビンプローブがあるが,触媒にプローブをほぼ接触させなければいけないという課題があった。また,プローブの酸化により,正確な計測が困難になるため,反応物質に制限があるという課題があった。本技術は,これらの課題を解決して非接触・リアルタイムにケミカルポテンシャル変化を観測できるものである。

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