シーズ&ニーズセミナー 2016年 1月28日(木)13:15-13:40 C会場

仁科 勇太

岡山大学

異分野融合先端研究コア 准教授

バイオマス由来ナノカーボンの合成と用途開拓

これまで我々は,化石資源である黒鉛を酸化することで,酸化グラフェンを合成してきた。酸化グラフェンは,触媒担体,蓄電池の電極,潤滑剤など,様々な用途に応用できることがわかってきた。こうした研究の過程で,木材を炭化したものを酸化することによっても,酸化グラフェン様物質が得られるのではないかと考えた。木炭は黒鉛に比べて黒鉛化度が低く,これを酸化しても完全な酸化グラフェンとはならない。それであっても,潤滑添加剤としてすぐれた性質を示すことがわかった。本発表では,木材由来酸化グラフェンの合成法と潤滑添加剤特性について最新の研究成果を報告する。本研究成果が実を結べば,森林の新たな活用法や間伐材の有効活用など,新産業の創出につながると期待できる。

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